2010年7月25日日曜日

自分のブログで思う事。

さぶい。

恥ずかしい。

以前書いた、ブログを読み返すと顔から火が出そうになる。

思わず、その場のテンションだけで書いてしまってる。
イタイ。俺イタイ。

笑えない。熱い事を語るのは良いのだけれど。
発散する場所を間違えている。

熱い思いは行動で返しなさい。

恥ずかしい。恥ずかしすぎる。

2010年7月24日土曜日

暑い。暑い夏なのね。

暑いっす。部屋に一日中いたらゆでダコになっていた。

まぁー暑い。今日も暑い。隣のばあさんの朝のお経も、熱が入ってる。

昨日、KA○-TNのライブ会場の搬入の仕事を東京ドームでして来た。

KA○-TNに対して何の思いもないけど、東京ドームにはワクワクしていた。
東京ドームは巨大な倉庫だ!!一緒にいたおっさんが豪語してた。
馬鹿ちん!!
東京ドームは巨大な体育館だぞ。
速攻、頭でつっこんだが、すぐ打ち消された。
数えきれない搬入物と、得体の知れない、じっとりした感じ。
こりゃあ倉庫だわ。倉庫の香りがするわいな。

その倉庫、暑すぎです。東京ドームは暑すぎます。
汗が出まくってます。
仕事に来てた奴、全員、滝の様に汗をかいてTシャツがビショビショ。

暑いドームに、びしょぬれスタッフ、そして、ダッサイセット。
KA○-TNのセットはなんてダサイんだ。
鉄で出来た木の根っこみたいなセット。
滑り台いっぱいついてる。

へんてこりんなセットは、30メートルを越す鉄骨に照明がくっついたりしてる。10メートルを越す巨大スクリーンがくっつくと、それなりに感動はするんだけど。
でも、やっぱりダサイ。

K○T-TNって文字の照明。
虹色で輝いてる。
これまた10メートルを越すビックサイズなのだが、ダサイ。
書体が格好悪い。
適当に作りすぎだろ。
もっとカッコいい書体があるはず。
などと勝手に駄目だし。

お前何様だ?って、思われるな。もし、この文読まれた方が不快に思ったのなら、すみません。
だって、ダサイと思っちゃったんだもん。仕方がないじゃない。えへ。

まぁ、でも会場をみたら色々、思うぞ!
ダッサイけども、ジャ○ーズ金あるよ。
そう思うぞ。資本主義の象徴だ。そう感じるぞ。
豪華な照明、巨大な液晶、鉄のかたまり。何百人もの労働者。
昔、観た、X JA○ANのセットを遥かに凌ぐセットだ。
X JA○ANのセットは巨大だけど、スクリーンが巨大なだけで、割とあっさりしてた。

まぁ、凄いわぁ。普通のバンドには無理だなぁ。こりゃ無理だ。
などと、勝手に批評家になり。
どうでも良い様な事をぐだぐだと思ったり考えたりして、つまらん作業が少しは楽しくなっていた。

そんな時、照明担当の人に呼ばれた。

「バイト君、ちょっと来て。」

バイト君て呼び方、グループ魂の村杉蝉之介の様で嬉しくなる。

「は、はい。」

どこにつれて行かれるのだろう。


ドキドキ、ざわざわ、言われた通り着いて行く。

は!

気がつけば、巨大ステージのど真ん中に立たされていた。
こ、この位置は、東京ドームのセンターライン。

「照明のチェックするから、たってて。」

しれっと言う照明担当。

「はい」

不安に足がびくびくしている俺。

もしや、今、俺が立たされているのは、KAT-○Nが声を張り上げて、客の熱視線を受けるポジションでは?

別にKAT-○Nに興味ないけど。注目されるのは大好きだ。

チカ!!

一瞬視界で真っ白。

「熱!!」
思わず口に出す。

照明が一点に集中して体全体にあたる!!

チカ!!

あちぃ!!思わず叫びそうになる。
照明ってこんなに熱いのか!?
光がこんなに熱を帯びているのかぁ!?
きっと核の光はこんなんだろう。

否。

こ、これは栄光の光では?

俺スイッチが入った。妄想俺スイッチ。何故か勝手に興奮してる。

こ、これが、資本主義のトップレベルの光?

栄華のスポットライト。

す、凄い。

人生26年。こんなに熱い照明を受けた事はない。


興奮しながら、ふと、客席に意識を持って行く。


バン!!ズドーン!!!
とてつもない数の客席が目の前にある。何万、何十万。

にやり。

作業してる人を頭の中で消しさる。
もはや、仕事を忘れ、己の世界に入り始めている。

女性ファンが俺の歌を聞いて、熱い声援で答えている。

やば、泣きそうになってきた。勝手に。歌、音痴なのに。

アッツイ照明があたる現実と、いない観客をいる様に錯覚させる想像力、頭をごちゃまぜにして妄想にリアリティを出す。

妄想レシピ。現実+想像=妄想、感動、興奮作用。たまに自己否定。

泣きそうになる。勝手に感動してる。
勝手すぎて、人には言えない。

自分何やってるんだろう。などとは思わない。この際、こんな機会、多分これからないだろうから、存分に妄想し尽くしてやる。

客席で客がウェーブする。
おぉ。思わず歓喜の声をだす。

何分程、照明のチェックをしていたのだろうか。
その間ずっと、客は俺に熱い声援を送っていた。それに答えようと頑張る俺。
存在しない想像の客とただのバイト君の東京ドームでの一体感。馬鹿としか思えない行為に感動している。もはや、色々関係ない。

夢の様な時間。ただ味わうだけだ。
良い。
この身勝手さたまらん。

この感動は漫画に使える。
リアルな体験。

つまらん仕事だったが、たまらん経験が出来た。

暑い、熱い夏。

始まったばかり。
出だしは悪くないのではないだろうか。